エミュレータを動作させるためには実機から各種ROMをWindowsのファイルとして吸い上げる必要があります。 ROMイメージを吸い上げる手順をまとめてあります。
更に詳しい手順を知りたい方は、Hashiさんのサイトにある BIOS吸出し手順を参照してください。
カセットテープに保存されている市販ソフトや自作ソフトをテープイメージデータに変換するには、 森川さん作のP6DatRecというツールを使用します。
WAVファイルをP6DatRecでテープイメージにコンバートしたファイルをエミュレータで読み込ませても起動しません。これはコンバートしたファイルのBASIC部分と、 それに続くマシン語部分の間に余計なデータが含まれてしまうためです。解決方法は、
もっと簡単な方法としては、BASIC部分とマシン語部分を別のWAVファイルとして録音してからテープイメージにコンバートし、 エミュレータではロード時にテープイメージを交換するようにするという方法でも読み込みできます。
現象は上記のハイドライドの例と似ていますが、まったく逆の原因でロードできない場合があります。テープイメージでは、BASIC部分とマシン語部分が連続した状態になっていますが、 実際のテープでは無音部分があり、この無音部分をテープイメージ上に含ませないとエミュレータでロードできないソフトがあります。ですので、BASIC部分とマシン語部分に00Hをいくつか 挿入すると読み込める場合があります。また、マシン語部分が分割してあるようなソフトでも同様の現象が起きますので、テープの録音状態と同じように無音部分に該当する00Hを挿入すると エミュレータでも読み込めるようになります。その応用例が次の「T&E Softのゲームが起動しない」です。
3Dアステロイドを例にすると
0000: 9C 9C 9C 9C 9C 9C AF AF AF AF AF 00 B4 00 0B 33
0010: 44 9C 9C 9C 9C 9C 9C AF 32 ...
↓
0000: 9C 9C 9C 9C 9C 9C AF AF AF AF AF 00 B4 00 0B 33
0010: 44 00 00 00 00 00 00 00 9C 9C 9C 9C 9C 9C AF 32
このようにP6DatRecで変換したテープイメージののファイルネーム部分の終わりから0017まで00を追加して、実際のプログラムが001Eから始まるようにすることで動くようです。 これにより、3Dアステロイド,タワーパニック,マリンシューター,LED ZONE,SPY PANIC,チャコのファイヤーショック等が起動するようになります。
エミュレータには関連のないFAQですが、一部のゲームソフトではSRで動作しないようです。はっきりした事は不明ですが、PC-6001mkIISR/6601SRに対応したドアドアmkIIがあるそうです。