データレコーダの代わりにRoland-09を使う

質の良いカセットテープの入手の難しさや、データレコーダのヘッダやローラーゴムの劣化が進み、カセットテープに データを保存するのが難しくなってきました(*1)。今のオーディオ録音機器の主流はICレコーダですので、これをPC-6001で使ってみます。 私は、別の用途で所有していた、RolandのR-09をPC-6001に接続してみましたが、他のICレコーダでも同様に使えると思います。 もちろん、安価に済ませるのであればパソコンのオーディオ端子でもいいですし、ノートPCならPC-6001の横に置くこともできるのですが、ICレコーダの方がすぐに使えて手軽だと思います。

[*1]実は、CMTケーブルも劣化しやすいようです。ただの導線をビニールでくくっただけのケーブルなのに。 内部で断線しているのか金属の腐食が起きているのか理由はわかりません。データレコーダが壊れちゃったかな、と考える前に ケーブルも疑ってみてください。

接続方法

CMTケーブルの赤(PC-6001からの出力)をR-09のMIC端子、白ケーブル(PC-6001への入力)をR-09のヘッドホン端子に接続します。黒(リモート端子)は接続しません。

R-09の設定

REC LEVELを19、PLAY LEVELは75に調整します。RECボタンを一度押すとREC待機状態となるので左側のボタンで調整します。再生も同様です。

R-09背面の設定はAGC:OFF, EXIT MIC:STEREO, LOW CUT:OFF, MIC GAIN HIGHに設定します。一番の注意点は、MICをMONOではなくSTEREOにする事です。PC-6001から出力されるCMT信号は モノラルですが、STEREO形式で受け取らないとダメです。

menuボタン長押しで表示される設定でInput SetupでPlug-in PowerをOFFにします。 また、SDカードへの保存形式は16bit WAVにします。MP3でも保存出来るのですが、MP3の非可逆圧縮がどのように影響するかわからないので可逆圧縮にしています。 サンプリングレートは48HKHzです。44.1KHzでも充分ですし、22.05KHzの8Bit程度でも問題ないのですがR-09では設定できません。 SDカードが安く手に入る時代ですので高音質で記録した方が良いと思います。

私の環境では、REC LEVELは19が最適でしたが、調整が必要な場合があるかもしれません。調整のコツですがPEAKランプが点灯しないギリギリまでLEVELをあげるという事です。 具体的なやり方は、なんでもいいのでPC-6001にBASICのプログラムを入力してCSAVE命令を実行します。 この時、R-09は“一度だけ”RECボタンを押してREC待機状態にします。すると、CSAVE中はレベルメーターが動きますから、このメーターがメーター枠右側の線に書かれている6の文字あたりに なるようにREC LEVELを左側のボタンで調整します。PEAKのランプが一度でも点灯したらダメですので、REC LEVELを下げます。特にセーブの始めの頃に一瞬だけPEAKが点灯する事が あるので注意してください。

録音と再生

PC-6001でSAVEする前にRECを2度押して録音開始です。SAVE動作の前にRECしなければなりません。PC-6001側は待ってくれません。

LOADの場合はPC-6001をロード状態にしてから、再生したいファイルを選択して再生ボタンを押します。LOAD動作の場合は、PC-6001側がいつまでも待ってくれます。