SCREEN MODE4では、合計4色が使えるのですが、同時に表示出来るのは2色で、2つのカラーセットのどちらかを選択して使う事になります。BASICではCOLOR命令の第3パラメータでカラーセットの切り替えができます。カラーセット1で描画した状態からCOLOR命令でカラーセット2に切り替えると描画した画像の色が即座に変化します。これは内部的にはCOLOR命令の第3パラメータによってVDPのアトリビュート情報だけが変化するためです。
BASICでは描画色と背景色の2色を2セットという組み合わせで使用する事が出来ます。それぞれのCOLOR命令の組み合わせ(4種類)のプログラムと実行結果、それと、実行結果の波形表示です。
まず最初に黒と緑の組み合わせです。
黒と緑というよりも、深緑と緑です。COLOR命令による色指定は、緑と深緑(green and dark green)のどちらを背景色にするか描画色にするかという切り替え程度の違いでしかないはずなのですが、波形を見比べると(明るい方の)緑色が若干異なるようです。これがVDPから出力される信号によるものなのか、アナログ回路の特性なのか、キャプチャ機器の性能によるものなのかは不明です。
続けて白と黒の組み合わせです。
BASICのマニュアルでは白と記載されていますが、VDPの資料ではbuffという色です。SCREEN MODE3の白とはまた違った色合いです。