PC-6001 SCREEN MODE2 LINE / COLOR命令による色信号確認

実行したプログラムはこちらです。 LINE命令で黒を含む9色の帯を表示して、その右隣にテキストを表示しています。表示内容は色指定されたスペース文字です。スペースなのに色がついているという・・・。

補足説明ですが、SCREEN MODE2は、MC6847のアルファニューメリックモードとセミグラフィックモードを混在させたモードです。つまり、グラフィック部分はセミグラ(SCREEN MODE2)で、テキストを入力・表示すると、その箇所だけがアルファニューメリックモード(SCREEN MODE1)になるという仕組みです。

実行結果画面がこちら。2枚目は波形をRGB表示したものです。

左から2本目の(黒の右隣の)緑バーが下段テキスト部分の緑色と同じであることがわかります。SCREEN MODE1のgreenは、SCREEN MODE2のgreenと同じということです。

PC-6001の画面領域は256×192です。それ以外のところは縁がついて表示され、その色はスクリーンモードモードによって異なるのですが、SCREEN MODE2では浅い黒になり、この黒は黒色と同じになりました。

中央のグレー、これ、PC-6001のマニュアルでは「白」と記述されているのですが、波形をみても白くありません。実は、MC6847のデータシートでは「White」という記述はなく「Buff」となっています。Buffがどのような色かはWikipediaを参照してください。ただ、Wikipediaに記述されている色の説明と、この表示結果もまた一致してませんね。

このプログラムでは、右側テキスト部分の帯が細すぎて波形の変化を追い切れませんでした。ここで気になるのは、セミグラフィックの橙とテキストの橙&反転橙の違いです。あと、セミグラフィックの赤とも比べたいので別のプログラムで試してみました。

実行結果がこちら。

テキスト部分はSCREEN MODE1の実験と同じ値です。SCREEN MODE1の反転橙はほぼR成分のみで構成されています。テキストの橙はRが100%にGが50%ほどのっているのですが、グラフィックの橙はRが100%にGが35%です。つまり、アルファニューメリックモードの橙とセミグラフィックモードの橙は異なる事がわかりました。